でじろーくんの紹介
動画で「でじろーくん」のコンセプトを紹介します
動画で「でじろーくん」のコンセプトを紹介します
因幡システム合同会社 草刈隆志
なぜ、でじろーくんを開発しようとしたのか?
開発者自身が経験したデータ収集とデータ処理の問題点とは?
でじろーくんのコンセプトとは?
令和2年9月15日号にトップ掲載されました。
オーダーメイドで最適なシステム化を
【以下、書き起こし文】
自社の生産性や業績の向上に向けて、自動化、効率化、リモート管理などにITを活用したい。しかし、どこからどう手を付けたらいいのかが分からなかったり、高額なコストが心配で手を出せない。
因幡システム合同会社(鳥取市南吉方3―203―2、草刈隆志代表)では、様々な機器やシステムの組み合わせで、個々の困りごとに対して最適で且つ、コストを抑えたシステム化の提案をしてくれる。
「『困った』を『出来る』に変えるのが我々の仕事。IT、IoTと聞くと難しい感じがするかもしれませんが、当社では、経営者さんや現場とコミュニケーションをとりながら、課題解決のために最適な形を見つけていく、という形でさせていただいています」と草刈代表。
同氏は、鳥取市にあったクリーンルーム機器製造会社で、設計と品質保証の責任者を長年務めてきた。誤差±0.02℃の「精密空調機」は、草刈代表が手掛けた〝他にはまねできない〟代表作だ。
この技術が認められ、平成25年の因幡システム設立以降も、国内大手光学機器メーカーをはじめ、家電、自動車ほか、大手メーカーとの仕事を数多く手掛けている。
そして現在、同社が手掛けるシステム化の要となっているのが、平成27年12月に製品化された、データ収集・活用ツール「でじろーくん」だ。
監視、設定変更、記録と報告書の作成、これまで紙ベースで人が行ってきた仕事を、デジタル化、自動化してくれる。
例えば物流倉庫。「でじろーくん」と温度・湿度の調整器とを組み合わせることで、温度・湿度調整の自動化やリモート管理、異常時のアラート等が可能となり、さらに入出庫管理システムと連携させれば、荷物の出し入れや保管時の倉庫内の管理体制の記録を24時間365日、無人で可能にしてくれる。その結果、導入企業は高い品質管理体制と、顧客からの信頼を得ることができる。
規模にもよるが、数百万円から数千万円かかるようなシステム化が、同社なら数十万で可能になることもあるのだとか。
「前の職場では日常的に、様々なメーカーの部品を組み合わせ、トライアンドエラーを繰り返しながら一つのシステムを組み上げる、というやり方をしていましたので、『困った』と聞くと、『これとこれをこう組み合わせてシステム化したら、出来るようになりますよ』と、体が反応してしまうんです」と草刈代表。
以前から取引のある機器製造メーカーの多くからも、「自社製品を他所に売り込む際、でじろーくんとセットにしたら、他にはない付加価値として他社との差別化が図れた」などと好評だという。
活用方法は実に様々だ。導入事例を見ると、大手電機メーカーでは実験用設備のIoT化に使われ、大手自動車メーカーでは施設の遠隔監視・データ収集に使われている。
最後に草刈代表は「可能性は多岐にわたりますので、まずはどのようなことでお困りなのかをお教えいただければ。最適なシステム化の提案をさせていただきます」とした。